半分、青い。終わってホッとしました
朝ドラ、よほどのことがない限り見る主義です。朝、8時はNHK総合です。
半分、青い。終わりましたね。
正直、終わってくれてホッとしています。
辛い半年でした
半年、毎回見続けて、一呼吸おいてみて、いたましい作品だったな〜と、私なんかは思います。
作者がこれほどまでに表に出た作品はかつてあっただろうか?
脚本家の痛さが、まだジワジワきています。
視聴率が良かったから、本人は嬉しいみたいだけど。
視聴率の高さと作品の良さは関係ない
「半分、青い。」全話平均21・1% 6作連続大台 賛否も前3作超えの高視聴率!最終週は自己最高で有終― スポニチ Sponichi Annex 芸能 https://t.co/qQKOzZ06kJ
— 北川悦吏子 (@halu1224) October 1, 2018
視聴者をどう捉えるかがそもそも間違ってる、この人
このツイートを目にして、私の抱いていた違和感がわかりました。
ドラマって、視聴者か望んでいるものを書く場所じゃないと思うんだよ。その時点で、負けでしょ。その時点で「面白く」はならないでしょ?想定の範囲内のものを書いて何が、いったい面白いのだ。私だったら(私が視聴者だったら)、それを裏切って欲しい。
— 北川悦吏子 (@halu1224) September 15, 2018
視聴者を敵認定して、勝とうとしてる
なにやってんだ?この人??
視聴者は敵じゃないのに…….。勝手に視聴者に宣戦布告して、勝ちだの負けだの一人相撲。
誰に対してどんな話を紡ぐかって意識が全然だめでしたね。
毎日、いろんな立場の人が、いろんな場所で、何かしながらだったり、ふと手を止めでだったり、お茶を用意して、ウキウキとしてテレビの前に座ったり、そんな光景を想像できなかったんでしょうかね?
朝ドラ視聴者をバカにしない方が良かった
海千山千の朝ドラ猛者にはしっかり伝わってしまいます。
世間に自分を認めさせたい、返り咲きたいって気持ちが創作のモチベーションだってこと。
テレビの向こうのお茶の間の人に、素晴らしい物語を届けたいってことが第一なんじゃなくて、自分のドラマで世間から認めてもらいたいってのが第一になっちゃってましたね。
本来なら、素晴らしい作品を書けば、自然と賞賛されるし、その場合、脚本家がすごいね、って言われるんじゃなくて、いいドラマだったねー ってなるんだと思うんですよね。
作者の心の叫びがダダ漏れ
- すごいねって褒められたい。
- 頑張ってるねって認められたい。
- アイディアがすごいねって言われたい。
- 病気なのに頑張ってるねって言われたい。
- 素敵なエピソードがたくさんあって羨ましいでしょ。
- 私の娘すごいのよ。
- 律くんみたいな存在に癒されたい。
- ソウルメイトが欲しい。
このドラマを見ることで、昭和〜平成を生きたある脚本家のリアルないまを感じて、ほんとにつらくて苦しかったです。
だれかちゃんとこの人の面倒見て、癒してあげてよ。
でもリアル律はなかなかいないだろうしなぁ。
イケメンが大好き!ってオーラ全開なのも、周りに癒してくれる人がいないから、容姿端麗な男子を求めてしまうのかしらねぇ…….。
クレクレちゃん脚本家につきあわされてホントに疲れました
朝ドラというものを通して、1人の女性の持つトラウマとかルサンチマンとかコンプレックスとかを見せつけられて、創作の恐ろしさとかそんなことまで考えてしまった半年間でした。
視聴者は毎回、朝ドラをとっても楽しみにしています
毎回、毎回、「今回は名作かな?」って見続けてるテレビの向こうの視聴者のことをどう捉えているかが、情け容赦なく出てしまうのが朝ドラです。
NHKには、どんなムードを日本全国に届けたいのか、そこらへんのイメージをしっかりと固めて、企画して欲しいものです。
毎月払っている受信料、いい番組をみると、安いもんだと思い、ひどい番組とか出演者をみると、もったいない、できることなら払いたくないって感じるものです。
年金生活者にとっての三千円はとっても大きいです。
日本放送協会さま、視聴率第一主義ではなくて、本当に役に立つ、心が豊かになる番組を作ってください。