母親は与えるだけじゃない

 オニババ化する女達
 面白い本だった。昔の女性が生理のとき綿花を使っていたこと。その当時は垂れ流しではなくて、ある程度コントロールが可能だったということ。
 自分が布ナプキンを使っている事もあり、自分の生理を「厄介なもの」『やり過ごすもの』と捕らえたくないなと思っていたので何だか嬉しくなった。

 私が本当に女性だと実感したのは妊娠、出産を経て授乳している時でした。
 出産より何より、授乳があれ程自分の生活を支配するとは予想していませんでした。
 ほ乳類としての自分。あかんぼを文字どおり養っていると言う実感。そして痛い程張る乳を吸ってくれる子供を必要とする自分。
 赤ん坊からすれば母親は食料であり、自分から見ると赤ん坊は熱を持って痛痒い乳房を吸ってくれる超高性能の搾乳機である。
 赤ん坊と母親は持ちつ持たれつなんだとしみじみおもったのでした。
実際赤ん坊を置いて外出するとおっぱいが張っていたいので何処へでも連れ回して乳をやっていました。
 子供が乳ばなれすると本当にホッとしました。それまで髪が抜けていたのも口内炎が出来ていたのも即治りました。文字どおり身体を削って乳をやッていたわけです。

 確かに現代、肉体を持て余している人が多いように思います。
日本は身体性を失いやすい文化でもあるようだし。精神に男女はないと思うけど、肉体に性差がある以上、それを上手く乗りこなす文化が必要だと思います。