都市が生活を消費している

 10年近く専業主婦として社会の底を潜航していましたが、昨年からパートタイマーとして働きはじめ、気付いた事。

 便利な都市生活を成立させるために、サービス業の勤務時間が早朝から深夜に及び、ソコで働く人の勤務時間は生物学的に人間に適した時間から外れてゆく。

 都市には独特のシステムがある。

 時給で働く人の責任感に依存したシステム。

 労働の質が賃金に反映されないシステム。

 土曜、日曜働くのは当たり前。年末年始も勿論お仕事。

 晩婚化、少子化の原因はここにあると確信した。
 
 24時間眠らない都市が若人の生活そのものを蝕んでいるのだ。

 都市が都市として機能するために必要な労働力は、もはや人間らしい生活をする事を許されない部品と化している。

 全体性を失い部品として機能する若者。彼等が家庭を築き子供を育てるのは至難のわざであるということは容易に見てとれる。

 私は今の社会に参加しはじめて、もう少し、便利さや快適さの裏で消費される労働について意識した方がいいなあと気付き始めた。

 あと10年生まれるのが遅かったら子供を産んでいなかったかもしれない。