
悼む人
夫が寝ているので、「悼む人」を読んだ。夫が買ったらしい。誰かが買った本を、その人が読む前にさっと見つけて読むのはとても楽しい。
読み終えて、マスコミュニケーションが個人に与える影響がいかに大きいのかという事などを風呂に沈みながら考えた。
本当に、命の重さに軽重など無いのにね。
息子が読む本を探して本棚の前をウロウロしているので、ヴァン・デル・ポストの「風のような物語」と「はるかに遠い場所」を薦めた。
今では絶版になっている本なので門外不出の家宝である。
宮崎駿がアニメにしてくれないかなあ。
日本語訳では飽き足らず、アメリカにいる時わざわざ本屋さんで探して英語でも読んだ思い出深い本です。
旅であり、アクションであり、オカルティックでもあり、民俗学でもあり、恋愛もあり、読み終えるのが悲しくなるような素晴らしい物語です。