当時はバブルの終わり頃で、初任給二十万保証。プラス営業なのでご褒美給。9時~5時で土日祝休み。条件から見ればまあまあですかね。物品税が廃止されて八万円以上の時計やアクセサリーが飛ぶように売れた時代。
ボディコンスーツきた先輩がいっぱいいました。ジュリアナに通っている先輩には本物のジュリ扇持ってる人もいましたよ。
自分達はそういう先輩とはもうチョッと価値観が変化していて、オヤジっぽい先輩が『とりあえずビール!!』とか叫ぶのをチョッと眉をひそめている雰囲気でしたけど。今で言えばロハス?的な人が多かった。
私達同期5人は最初岩本町という秋葉原の事務所に配属されてめっちゃ「イケテナイ」感じでした。他には新宿と青山にオフィスがあったので更に秋葉だけオシャレじゃない感じがしたものでした。が、突如オフィスが銀座に丸ごと移転。今のシャネルがある所です。それからは『この世の春』とばかりに新卒社会人生活を満喫しておりました。
しかし数年経ち、営業の最前線で身も心もかなりぼろぼろになり、結婚したり、子供が出来たりして一人二人と職場を離脱。近年は年賀状で何とか繋がっている状態でした。
花嫁さんのヨーコさんは転職して最初は幕張プリンスの縫いぐるみのお店で店長をしていて、その後また転職。今は鞄の会社に居るそうです。ほわほわした可愛いイメージですが、ズーッと働いていて凄いなと尊敬。
ご主人は建設関係。一つ年上かな。優しそうな男性でした。
ご主人の高校時代のブラスバンド部のお友達が実にじつに良い味だしてました。味のある良いオヤジで全体としてなんとも言えない肩ひじの張らない良い音出していた。ドラムスの方はあのkweenのドラムスの方とお友達だとか!
オヤジ頑張れ!とめっちゃオヤジに萌えた昨夜だったのでした。3次会も無く、全く悪くないオヤジ達、きっと良い夫、良いパパなんでしょうね。
15、6年ぶりにあったヒロちゃんは昨年12月に結婚した新婚さんで、ご主人は「いわゆる典型的なオヤジ」だそうですが、ウチの夫ちゃんとほぼ同い年でした。
パーティーにはこなかったジュンちゃん、当時は少年のようないでたちで常にいたのですが、結婚式の写真はタキシードではなくドレスだったそうで、チョッとみてみたかった。
数時間と言う短い時間でしたが、バブル後の人生双六をたくさん見たような満足感のある出会いがたくさんありました。政府は失われた10年とかいってるけど、政府の無策の裏で私達ひとりひとりは色々考えて必死に生きて来たのよ!文句があるんかい?といいたい今朝なのでした。