ここ、ニ三日才能について考えている。
もしカエターノベローゾが歌を歌わずに魚屋にでもなっていたとしたら、私の人生の彩りは大きく変っていただろう、もちろん彼くらいの人物であれば、普通でない魚屋になってはいただろうが。
でもやっぱり、彼が歌を作り、そして歌う人であってくれて良かったと心底思うのだ。
逆によく朝のNHKなんかで素人だけどガンバッてうたっていますみたいな人が紹介されていたりする。下手じゃ無いけど、全国規模の上手さではない。やっぱり地域限定歌手なのかな・・・。と思う。お金はらってわざわざ聞きには行かないよなあと正直思ってしまう。
最近の教育で個性とか才能を伸ばすなんて口当たりの良いことをいっているけれど、伸ばす程の個性がない子がほとんどじゃ無いのかなあと思う。全国規模、世界規模の才能は、隠されようがない程光を放って、凄い子はまわりが放っとかない。
で、取り立てて才能の無い子供の方だけど、これはもう、挨拶や返事、立ち居振る舞いを感じ良くしつけることが一番だと思う。そうすれば大体の場合本人の居心地の良い場所に将来落ち着けるのでは無いか。
才能や個性がないのに、傍若無人にふるまうのが個性みたいに錯覚している若者をたまに見るけど、気の毒だなあと思う。社会の害毒。
逆に人の話を的確に聞いてきちんと任務を全うするというような一見個性や才能が全くいらないような仕事を心底ちゃんとしている人は、なんとも言えない個性を放つと思うんですが如何でしょう???
そういう人が街や社会をあかるく楽しいものにしていると思うのです。