妹とおしゃべり 多産系の姉妹

 子どもを持つと、姉妹といえどもなかなかゆっくりと過ごす事もできない。やれおっぱいだ、オムツだ。ご飯のときも何かがこぼれたりひっくり返ったり・・・。
 そんな状態が10年程続いたが、一番小さい子がもう年長にもなると、すっかり落ち着いてきた。姉妹でゆっくりとショッピングしたり、皆で外食したり出来るようになった。
 女の子達と私達で街へ出て買い物。見るものは良い香りの石鹸や、下着、そしてちょっと変な本屋さん。男の子達は家で留守番しながらゲーム。大きい子も小さい子も仲良く遊んでいたようだ。
 夕食は近所のイタリアンファミレス。バスで行ったが、大人3人、子ども4人。凄い数だ。
 歩きながら、妹が「私たちだけでこんなに産んだんだよ。凄いよね。」と言う。考えてみると全くその通りだ。
 中学生から幼稚園児まで男4人、女3人。
行儀良く粗相もせずに食事できた。
昔から考えれば夢のようである。
 事件の数々が懐かしく思い出される。カレー屋さんで他のお客さんのお皿を指差して「うんち~」と叫んだ姪っ子。
 その姪っ子が今度は焼き鳥屋さんで「うんち、うんち」とまた連呼している。どうしたのかと思って良く見ると、オムツに手を突っ込んだらしく、現物がついていた。
 その姪っ子が南方系の美少女に成長した。
あと十数年で孫世代が生まれるのかもしれない。楽しみ楽しみ。

 あと面白かったのが、妹が急速にあんちゃん化していた事。
 太鼓を叩くので筋肉は凄いし、首も太くなって顔はほっそりしてるし、そのうちひげが生えて来るのではないかと思える程。
 意識が完全にジェンダーフリーになっているので肉体がそれを追い掛けていると言った感じだ。
 ちょっと草薙君みたいな雰囲気だ。
パート先で先日も声をかけて来ようとしたおばあちゃんが、「お兄さんっていったら良いのかお姉さんっていったら良いのか解らない・・・」と心底困っていたそうだ。「一応女なんです」と答えたそうだが。
 きっとアト30人はどっちかなと悩んでいる人がいるに違いない。
 思いがけす、ジェンダーとセックスについて考えてしまいました。

雑感
スポンサーリンク
\この記事をシェア/
minoruをフォローする
SNSフォローボタン
minoruをフォローする
白魔女の館