皇太子の発言を巡って、宮内庁があわてているらしい。
今の皇室という存在そのものの矛盾がやっと表に出て来たのではないだろうか。
皇室に嫁いだ雅子さんは、名字も無くなり、自由を無
くした。
皇太子はいい人なので(たぶん)、彼と結婚する事は悪くなかったにせよ、やはり、知性も教養もある女性が皇太子后という立場に置かれると言う事は、矛盾を自身に抱え込む事になり、普通では考えられないストレスだとおもう。
生身の人間が、ある国の象徴のしての立場に置かれ、その中で、現代人として生きるというのは無理なのではないだろうか。
宮内庁の役人さん達は、別に皇太子や皇太子妃個人に関心があるのではなくて、自分たちの存在意義である皇室の天皇とか、皇太子とか、その世継ぎに関心があるわけだから、雅子さんの人格やキャリアを否定もするでしょう。
ある意味、近代と現代の戦いと言えるかもしれません。
海外の王室と違って、日本の皇室の方達は振る舞いも発言も上品だし、教養もあるし、スキャンダルまみれになるような心配がないだけに、よけいに気の毒な気がする。
私個人としては、象徴としての天皇は、その立場に置かれる人が、日本国憲法の基本的人権をはく奪されていると思うのでなくした方がいいんじゃないかなと思っている。
雅子さんが結婚を決めた時期、自分も恋愛や結婚といったことでいろいろ動きがあったので、ある意味雅子さんの選択をリアルタイムで実感しているので、無関係と言う感じがしない。
私たちひとりひとりが皇室をどう考えるのか、問い直す時期にきているのかもしれない。
なんにせよ、同世代の雅子さんが辛い日々を送っていると言う事は本当に気の毒だ。早く良くなって欲しいと心から思う。