夫の散歩

 昼過ぎ、夫が散歩に行くと宣言した。こどもも私も慌てて出かける用意をする。夫は出かけるときめてから実際に玄関を出るまでが異様に早いのでもたもたしていると、おいてけぼりにされてしまう。

 まずは青葉の森。そこから最近きれいになったエクステリア屋さんをのぞいた。狭いスペースに色別に花が植えてあり、きれいだった。色彩感覚って本当に大切。
 そして千葉寺を散策。ボタンがたくさん咲いていた。香りもすがすがしいのにおどろいた。

 そのあと、千葉寺の裏あたりの住宅街を散歩。夫はこういう路地のようなところを歩くのが好きである。私もいろいろな庭が覗けるのできらいではない。

 あちらこちらで藤がきれいに咲いていた。藤は本当に美しい花だ。穂先までのちらちら感といい、色の濃淡といい、神々しくさえある、藤がたくさん咲くからふじ山だときいたことがあるが、今のように色が氾濫していない古代にあの色が山のそこここに咲いていたらどんなに美しいことか。そしてあの香り。嫌みのない華やかさがある。

 かなり歩き回りこどもが音を上げはじめたので、千葉の街にでた。結局千葉中央駅まで歩いて、フードコートで飲み物とポテトでおやつ。私は雑貨屋でローズチンキを作るビンを買った。帰りは私のバスカードでバスに乗った。

 うちはちょっと足を伸ばすと街まで歩いてゆけるのがいい。ハイキングだとどんなに疲れても、行って戻るまで歩かなくてはならないが、ここら辺りは、へばったらバスで戻れるから気軽に出かけられる。

 また散歩、行きたいな。ばらの季節にいろいろな家のばらをみて回るのもいいかも。